黒あざの症状と
診断と治療
診断と治療
黒あざはメラニン色素が真皮内に増えてできる色素異常です。
生まれつき黒あざがある場合や、生後1週間ほどしてから出るものなどさまざまです。
小さい黒あざは、いわゆる「ほくろ(母斑細胞性母斑)」です。
体の大部分を占める大きな黒あざは、「巨大色素性母斑」といいます。
爪の下、指先、足の裏、手のひらなどに生まれたときからある黒あざは、まれに悪性化することがあるので専門的な検査が必要です。
生まれつき黒あざがある場合や、生後1週間ほどしてから出るものなどさまざまです。
小さい黒あざは、いわゆる「ほくろ(母斑細胞性母斑)」です。
体の大部分を占める大きな黒あざは、「巨大色素性母斑」といいます。
爪の下、指先、足の裏、手のひらなどに生まれたときからある黒あざは、まれに悪性化することがあるので専門的な検査が必要です。
悪性を疑われる
黒いあざの特徴とは?
黒いあざの特徴とは?
- あざが左右非対称でいびつな形
- あざの濃淡にムラがあり、色が不均一
- あざが隆起していたり、境界が不明瞭で不均一
- 急激におおきくなってきた
- 毛細血管が浮き出ていたり、出血しやすい
黒あざの分類
写真でみるいろいろな
特殊な黒あざ
特殊な黒あざ
巨大色素性母斑
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母斑細胞性母斑(色素性母斑)
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ほくろ(黒子)
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その他特殊な黒あざ
神経皮膚黒色腫
巨大色素性母斑に脳神経症状として嘔吐、てんかん発作、知能障害がおこります。
分離母斑
眼瞼の上下に分布する黒あざ、目を閉じると一つのあざに見えます。
サットン母斑
ほくろのまわりに白斑を伴うあざ。
爪甲線条母斑
爪甲に黒い線条をきたす、大部分は良性です。
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母斑細胞性母斑
黒あざは母斑細胞が増殖して、形態異常を起こした状態です。
母斑細胞が表皮と真皮の境界に存在する「境界型母斑」や、皮ふ深部の真皮に存在する「真皮内母斑」、混合型の「複合母斑」に分けられます。
小さい黒あざは、いわゆる「ほくろ」で、幼時期から全身どこにでもできます。
大きい黒あざは、生まれたときからあります。
上半身に母斑細胞母斑が広範囲にある場合は「母斑症」と呼ばれ、他の合併症をもつ疾患の場合もあるので、専門的な知識や検査が必要です。
毛が生えている黒あざは「獣毛性色素性母斑」といい、4.5~10%の確率で悪性化することがあるので検査が必要です。
治療に際しては、黒い色を正常な皮ふの色に近づけて見た目の違和感を少なくすることと、悪性化のリスクを下げるという両面を考慮する必要があります。
真皮にある黒あざは、治療が深部にまで及ぶため、悪性化のリスクは減少しても、見た目に影響が出る場合もあります。
直径数ミリまでの小さな色素性母斑は、電気や炭酸ガスレーザー、エルビウム・ヤグレーザーなどでほくろ全体を焼き取ったり、メスまたはパンチを使ってくり抜いて縫合し、約1週間後に抜糸を行います。
悪性化が疑われる場合は、くり抜いた組織を病理検査します。
黒あざが治療で治った直後は赤みのある傷跡ができ、徐々に色が薄くなって数カ月でほぼ目立たなくなります。
炭酸ガスレーザーやQスイッチルビーレーザーを使用して治療しますが、1度の治療では取れないことが多いので、根気よく治療を繰り返す必要があります。
皮ふの深い所にある黒あざはレーザーの効果は低く、レーザー治療で完治しない場合は、あざが残った部分のみ紡錘形に切除して縫い合わせる方法が一般的です。
母斑細胞が表皮と真皮の境界に存在する「境界型母斑」や、皮ふ深部の真皮に存在する「真皮内母斑」、混合型の「複合母斑」に分けられます。
小さい黒あざは、いわゆる「ほくろ」で、幼時期から全身どこにでもできます。
大きい黒あざは、生まれたときからあります。
上半身に母斑細胞母斑が広範囲にある場合は「母斑症」と呼ばれ、他の合併症をもつ疾患の場合もあるので、専門的な知識や検査が必要です。
毛が生えている黒あざは「獣毛性色素性母斑」といい、4.5~10%の確率で悪性化することがあるので検査が必要です。
治療に際しては、黒い色を正常な皮ふの色に近づけて見た目の違和感を少なくすることと、悪性化のリスクを下げるという両面を考慮する必要があります。
真皮にある黒あざは、治療が深部にまで及ぶため、悪性化のリスクは減少しても、見た目に影響が出る場合もあります。
直径数ミリまでの小さな色素性母斑は、電気や炭酸ガスレーザー、エルビウム・ヤグレーザーなどでほくろ全体を焼き取ったり、メスまたはパンチを使ってくり抜いて縫合し、約1週間後に抜糸を行います。
悪性化が疑われる場合は、くり抜いた組織を病理検査します。
黒あざが治療で治った直後は赤みのある傷跡ができ、徐々に色が薄くなって数カ月でほぼ目立たなくなります。
炭酸ガスレーザーやQスイッチルビーレーザーを使用して治療しますが、1度の治療では取れないことが多いので、根気よく治療を繰り返す必要があります。
皮ふの深い所にある黒あざはレーザーの効果は低く、レーザー治療で完治しない場合は、あざが残った部分のみ紡錘形に切除して縫い合わせる方法が一般的です。
分類 |
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診断 | 悪性黒色腫との鑑別が必要です。 ダーマスコープ所見が鑑別に有用です。 |
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治療 |
手術治療 皮ふレーザー治療 |
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治療 機器 |
手術治療
メスで摘出縫合 皮ふレーザー治療
Qスイッチ ルビーレーザー Qスイッチアレキサンドライトレーザー QYAGレーザー PICO秒発振レーザー |
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治療の 流れ |
切除縫合の場合
レーザー治療の場合
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治療の リスク ・合併 |
出血、やけど、色素沈着があります。ほくろが深い場合は瘢痕となることがあります。 | ||||||||||||||||||||
その他 ・行政 |
健康保険の適応あり 各種医療券の適応 (各自治体にお問い合わせください) |
色素性母斑
所見は多彩ですが、母斑細胞の増殖、形態異常を起こした状態です。
小さいものはいわゆるほくろであり、幼時期からできてきます。
大きいものは黒あざと呼ばれ生下時から存在します。
出生時にあるもので注意が必要なのは大きいものです。「母斑症」といわれ遺伝や他の合併症をもつ疾患であることがあり、専門的な知識や検査が必要です。
毛が生えているものは獣毛性色素性母斑とよばれ、悪性化したりすることもあります。
治療対象は美容上の適応も含めて、気になれば行うことが可能です。悪性かどうかの見極めが必要であれば検査を行ないます。
炭酸ガスレーザーやQスイッチルビーレーザーを使用し治療する方法や、手術療法を選択することもあります。
小さいものはいわゆるほくろであり、幼時期からできてきます。
大きいものは黒あざと呼ばれ生下時から存在します。
出生時にあるもので注意が必要なのは大きいものです。「母斑症」といわれ遺伝や他の合併症をもつ疾患であることがあり、専門的な知識や検査が必要です。
毛が生えているものは獣毛性色素性母斑とよばれ、悪性化したりすることもあります。
治療対象は美容上の適応も含めて、気になれば行うことが可能です。悪性かどうかの見極めが必要であれば検査を行ないます。
炭酸ガスレーザーやQスイッチルビーレーザーを使用し治療する方法や、手術療法を選択することもあります。
黒あざ治療の料金
手術やレーザー治療などで異なりますのでご相談ください。
症例写真
母斑細胞性母斑
色素性母斑
施術名 | Qスイッチレーザー、炭酸ガスレーザー |
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施術の説明 | 色素性母斑に対して複合的なレーザー治療をおこないます。 |
施術の結果 | 個人差がほくろの深さ、大きさによってあります。 |
施術の副作用 (リスク) |
出血、やけど、色素沈着があります。ほくろが深い場合は瘢痕となることがあります。 |
施術の料金 | 保険適応 |
(リスク)